アメリカやヨーロッパなどでは最もポピュラーで安全なシロアリ防除の処理方法です。施工後は長期間その効果を維持しますので、定期的な再施工の必要がありません!有限会社ニスクで販売する自社施工の新築物件・リフォーム済み物件ではホウ酸処理を採用し施工してお引渡ししています。シロアリ被害・シロアリ予防のご相談はお気軽に弊社までお問い合わせください。
ホウ酸処理とは(薬剤名:ティンボアPCO)自然物
〇作用効果
ホウ酸は昆虫の体内に取り込まれると消化器官に作用し、消化不良を引き起こして昆虫を死に至らしめる。ホウ酸の粉末を害虫の通り道や巣に撒くことで、害虫がホウ酸を運び込み、巣全体に広がる。
〇用途
ゴキブリ・ムカデ・キクイムシなどの不快害虫全般:非常に効果的で、ゴキブリが巣に持ち帰り、他のゴキブリも駆除できる。
アリ・シロアリ:巣全体を駆除するのにも効果がある。
〇利点
人やペットに対して無害(無機質の為)。
長期間効果が持続。
〇備考:
即効性は低く、効果が現れるまでに時間がかかる。
害虫駆除薬剤
〇成分:様々な化学物質(例:ピレスロイド、ネオニコチノイドなど)←農薬で使用されているもの
〇作用効果:
神経系を麻痺させたり、呼吸を妨げたりすることで害虫を迅速に駆除。
〇用途:
ホウ酸と同じく不快害虫全般の害虫に対して効果。
〇利点:
即効性があり、迅速に害虫を駆除できる(すでにシロアリがいる場合の駆除に使う)。
〇欠点:
人やペットに対して毒性がある場合があり、使用方法に注意が必要。
効果が短期間で終わるものもあり、再度使用する必要がある。
薬剤に耐性を持つ害虫が出現する可能性がある。←スーパーゴキブリが有名、ゴキブリがある薬剤で駆除され卵を産み落とし、その卵から生まれたゴキブリはその薬剤に対して耐性をもつことになる
■簡易まとめ
ホウ酸は比較的安全で半永久的に長期間効果が持続する。紫外線で分解しない。
一般的な害虫駆除薬剤は即効性があるが、人やペットに対する毒性や耐性の問題があり、耐用年数も短期間でなくなる、紫外線に弱く分解される。ホウ酸は虫に耐性をもたせないが害虫駆除薬剤は虫に耐性をもたせてしまう。
【従来の薬品処理】
70000円~5年ごとの再施工が必要
【ホウ酸処理】
250000円~永久的に効果が持続しますので再施工は不要
※大きさにより価格が変動しますのでまずはお見積もりのご依頼を
日本の薬剤の市場状況
人への影響が懸念されることから、欧州連合(EU)域内での使用が禁止されている農薬が、EUから日本に大量に輸出されている。
禁止農薬の最大の輸入国は米国で、2018年の輸入量は断トツの26,000トン。日本はブラジルに次ぐ3位で、6,700トンだった。日本は単純に量だけ見れば米国の4分の1だが、農地面積が米国の1%しかないことを考えれば、非常に多い輸入量とも言える。
米国では、パラコートや殺虫剤のネオニコチノイドなど特に危険と見なされる農薬を禁止する法案が議会に提出されている。
殺虫剤のネオニコチノイド、クロルピリホスなど、人や自然の生態系への影響が強く憂慮されている農薬の規制を強化する動きが急速に広がっている。
■世界のホウ酸処理 情勢
ニュージーランド
日本と同じ島国で、四季の変化に富む国です。シロアリ、ヒラタキクイムシ、シバンムシに悩まされています。木材にパイン材を多く使用し、ツーバイフォー建築の構造材として使用される松の部類で、防腐やシロアリには強くない種類です。そのために世界に先駆けて、木材の害虫対策にホウ酸処理を義務化しています。
1950年に始まったホウ酸処理の結果を40年後の1992年に検証しました。1件の被害も出ていないことが実証されて以来、今も採用され、100%のシェアを維持しています。
ハワイ
日本の7倍のシロアリ被害。1985年、構造部材(土台、梁、根太、床下地板、柱)への防蟻処理が義務づけられました。CCAと呼ばれるヒ素系の農薬が主流で、発がん性のある六価クロムやヒ素が含まれるため世界中で全面的に禁止。1992年、ホウ酸処理が導入され、わずか2年でシェア90%。現在、全構造材にホウ酸処理が採用されています。
米本土
1990年からCCA処理からホウ酸処理が選択され、害虫予防として導入されています。また、ホウ酸こそが木材保存処理として、最も有効な手立てであることがわかっており、主流に使用されています。
イギリス等、EC諸国
ヨーロッパではシロアリの被害はほとんどありませんが、1980年後半から防腐処理にホウ酸を用いることが主流になっています。ヨーロッパでは化学防腐剤が禁止されているため、キャビアの防腐剤として天然鉱物のホウ酸だけが使用されています。
■アメリカカンザイシロアリ(日本の全国に被害が広がっています)
合成殺虫剤はアメリカカンザイシロアリには通用しない
現在日本のアメリカカンザイシロアリ駆除薬剤の主流である合成殺虫剤の類いは、たしかに駆除に強い威力を発揮するが、有機化合物由来であることと、人体や環境等への影響を踏まえ残留しないように数年で成分が分解されるように作られています。
例をあげると、
近所一帯に被害が出ている
→ ある御宅が合成殺虫剤で駆除処理をする
→ 数年で薬剤の効果が消える。
被害エリア内で合成殺虫剤により駆除をし合っていても、効果の消える数年後にはまたアメリカカンザイシロアリが戻ってくることになり、被害により耐震性の低下が懸念される構造への危険を招くのです。
アメリカカンザイシロアリを何度も合成殺虫剤で駆除しようとしましたが、一度も成功したことはありません。しばらくするとまた出現します。やはり長期間効果が持続するのもでないと駆除は難しいのです。
東京都・茨城県・埼玉県・千葉県など関東エリア対応可能です
【資格】しろあり防除施工士・1級ホウ酸施工士
【所属団体】(社)日本ホウ酸処理協会会員
【施工業者】株式会社カンワース
茨城県つくば市梅園2-1-15スプリングテックつくばビル4F
代表者:手賀敏行